DON.SOUNDS - 分家

鍵盤、DTM、コンペなどのノウハウを綴ります。

お久しぶりです

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しれっと新しい記事を投稿してからのご挨拶です。

【2017.2.3 更新】
ポピュラー音楽を楽しむための電子ピアノ購入ガイド

再開の直接的なきっかけとなったのは、先日のJASRACの「音楽教室からも著作権料を徴収する」という方針の発表です。
既にヤマハなどがまとまって反対団体を作っていますが、今後どうなるかは分かりません。

もし徴収となって実際にレッスン料が上がるとしても微々たるものだと思いますし、それがきっかけでやっぱ止めようという人がいるのかは分かりませんが、考えるきっかけにはなりました。

いつか来るかもしれない、音楽を始めることの敷居が高くなり過ぎる未来に備えて。
何かできることはないかなと思って、また記事を書き溜めることにしました。

今はあまり意味がなくても、今から蓄積していくことが大切だと思っています。
数年後、音楽を始めたいけど教室に行く余裕はないなぁ…という人がふと検索したときに引っかかり、少しでも役に立てるように。そんなことを考えながら書き溜めていきます。

最近の活動1 - Atelier ladybird



楽曲制作ユニット「Atelier ladybird」でアルバムを作っていました。
2017.2.28 1st アルバム『Life is so good』がリリースされます。

Atelier ladybird 公式サイト
http://atelierladybird.wixsite.com/alb-works

普段は変わらず依頼を受けて曲を作ったり、編曲したり、ミックスしたり、発注に沿ってコンペ提案したりしています。
そんな中、こちらは自分たちの好きなようにやった音楽です。直球歌モノポップス。

全く無名のチームが王道で攻めても突破口がないので、戦略としてはニコニコ動画などで活動する歌い手さんの力をお借りしました。
「どんな曲か」よりも「誰が歌っているか」を優先して聞かれる現代では、ターゲットを絞ってそこに対する影響力のある人に歌ってもらうのが早いです。

Atelier ladybirdは現代的なポップスをネット上のやり取りメインで制作するチームなので、ネット上でコンタクトが取りやすい、宅録環境がある、若年層に影響力がある、という点から考えて歌い手さんがマッチしました。
今でも同人音楽→メジャーのルートは変わらずありますし、双方にメリットもあります。

成果としては、1年足らずでゲームのタイアップがつきました。 



※R18注意 イリュージョン「VRカノジョ」 公式サイト
唐突なエロゲデビューを果たしました。世界的にも注目度の高い、VR初のアダルトゲームです。
Atelier ladybirdで主題歌「恋色メモリー」、イメージソング「バルーン」の制作、個人で公式サイト内デモ動画のピアノBGMを演奏しています。


ちなみに一度VRカノジョ公式のYoutubeアカウントがデモ動画でギリギリを狙いすぎたためにアカウント停止を食らってしまい、現在のアカウントは二代目という逸話があります。面白すぎる。

あとは伊東歌詞太郎さんが動画サイトに投稿する際の編曲、ミックスを担当しました。



こちらは原曲を踏襲しつつ男性キーに変更してオケを制作するというもの。
基本的には完コピ志向ですが、単純なトランスポーズではなく本来の楽器の音域から外れてしまうものは楽器の差し替えなども発生します。

歌詞太郎さんと一緒に仕事ができたことはもちろん、ずっと聞いていた憧れの40mPさんの曲に関われて嬉しいです。

最近の活動2 - コンペ参加。勝率は5割をキープ

compe

必勝先生もお久しぶりです。

最近はほぼARTIST CROWDの案件に絞ってコンペ参加しています。
歌モノは競争率や制作にかかるコストの関係で余程チャレンジしたいもの以外は基本的にスルーして、BGMやサウンドロゴ等の手軽なインスト中心に出しています。

2016年は6件だけ参加しました。同年から名前は「川崎泰弘」で出しています。
現時点で採用が決まったものは

コーライティング企画コンペ 上モノ部門採用
映像素材用BGM1~3 3部門全て採用

の2件です。あとは長期キープになっている歌モノが1件と、サウンドロゴが1件。歌モノで返却が2件。

6件出して採用2件、キープ2件、返却2件という結果です。
BGMは一応それぞれ別枠で募集されていたので、それも別々で考えるなら8件出して採用4件、キープ2件、返却2件。

2016年も採用率は変わらず50%くらいでしょうか。
この辺りの詳細はまた別途記事を書きたいと思います。 

あとはARTIST CROWDとは別で、キーボードマガジンのKMゼミナールに投稿したものが採用されてヒイズミマサユ機さんからコメントをいただきました。

Keymagazine

最近の活動3 - フリーBGMサイト「DOVA-SYNDROME」に30曲投稿

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フリーBGMサイト「DOVA-SYNDROME」 に30曲投稿しました。
主にBGM、サウンドロゴです。歌モノは1曲だけAtelier ladybirdで制作した「バルーン」という曲を投稿しています。

実はVRカノジョの件もはじめはDOVAに置いていたピアノBGMをデモ動画に使ってもらったのがきっかけで、その後イメージソングとして「バルーン」起用→正式に主題化発注という流れでした。

仕事に発展した例はそれくらいですが、舞台の劇伴に使われたり、アニメ制作会社のPVに使われたり、幕張メッセのイベントで使われたりと色んな使用報告をいただけてモチベーションの維持になります。

継続して投稿していると音源へのアクセスも安定してきて、グーグルアドセンスの広告収入もそこそこ入ってきます。
DOVAに投げたものはそのままニコニ・コモンズにも投げて、結果2016年は年間で7万円程度の広告収入がありました。

今後ともよろしくお願いします

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そういえば、ブログタイトルを「DON.SOUNDS - 分家」としました。暫定です。

最近、依頼受付をメインとした「DON.SOUNDS」を立ち上げたのでそこから取っています。
「DON」はバンド関係やSNS上で「どんさん」と呼ばれることが多いのでそうしただけで、特に何かの略というわけではありません。何かいい理由が思いついたら後付けしていきます。 

それでは、今回はこの辺りで!今後ともよろしくお願いします。 
 

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最近周囲で「ピアノを始めたい!練習したい!」という声が多く聞こえてきまして。
何を買うかで迷っている方も多いようなので、僕なりに選ぶ際のポイントをまとめてみます。生ピアノと同じ88鍵、ピアノタッチのものを基本に考えます。
 
■対象者
・ピアノを趣味として楽しみたい。弾き語りをしたい
・作曲(DTM)のための制作ツールとしてピアノを使いたい
・普段は他の楽器メインのバンドマンだけど、ピアノも練習したい
 
ここではポピュラー音楽向けとさせて頂きます。本格的にジャズ・クラシックを弾きたい方は信頼できる先生の指導のもとで生ピアノを触ったほうが良いです。
レッスン以外で家で練習する用のピアノが欲しい、という場合には少しお力になれるかもしれません。

電子ピアノとは?

ざっくり言ってしまえばピアノの簡易版。主に一般家庭での使用を想定したピアノです。基本は88鍵で生ピアノに近い重めの鍵盤タッチです。比較的安価、場所をとらない、一人で持ち運べる=将来的にライブ等で使う機会が出てきても持って行ける、などが利点です。

価格、寸法、重量、音色、機能などのスペックを細かく見比べながら考えたい場合は、既にきれいにまとめられたサイトがたくさんあるので是非そちらを参考にしてください。

ピアノ初心者にオススメしたい【電子ピアノの価格帯】とは?

5万円以下で、見た目、タッチが好みのもの。本体にスピーカー、MIDI端子がついているもの

sp-250

僕が推奨するのは上記を満たしているものです。
価格は5万円以下でもスペック的に十分使えるものが揃っているので、よっぽど見た目に惹かれたとかの理由がなければ新品で5万円以上するものは選択肢から外してしまっていいと思います。
予算が余るなら、その分をレッスンなり教本なりに回しましょう。

選ぶ際のポイントとして、最も重要なのはハード的な部分です。
それが見た目、タッチ、スピーカーの有無、MIDI端子の有無あたりになるわけですね。
これらは買い換えない限り後から変更ができません。

反対にあまり重要視しなくてもいいのは、鍵盤の上についている小さいボタンでできること。
メトロノームやトランスポーズなどの基本機能はどの機種でも必ずついています。
演奏録音機能がついているものもありますが、自身の演奏を確認するなら携帯で動画を撮ってフォームごとチェックした方がいいと思います。

楽曲制作のツールとして使いたい場合、音色にこだわりたい場合は外部音源を鳴らすためにMIDI端子が必要です。本体のピアノが鳴らせれば十分、という場合はMIDI端子は特に必要ありません。

僕は上の写真、「KORG SP-250(生産完了品)」を2012年に3万円で買いました。何の不満も不具合もなく、今でも元気に自宅やライブで活躍しています。

現行品はSP-280ですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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見た目、スピーカーの有無はモチベーションに関わる

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外観は機能面では直接演奏に関係ありませんが、気分の乗る乗らないは顕著に音に現れます。
自分好みで触っていて楽しい、部屋にあって嬉しいと思うデザインが一番です。
実用性で考えるとすればライブ使用を考慮したときにステージ映えする、とかでしょうか。

スピーカーについてですが、ライブ使用をメインに考えて作られた所謂ステージピアノには付いていないことが多いです。
見た目では分かりにくいこともあるので、メーカーのサイトから仕様やスペックをチェックしましょう。

電源を入れてボリュームを上げればすぐに音が鳴る、というのはとても大切です。
歌や他の楽器の練習をしている最中にちょっと鍵盤で音を確認したいな、というときにも役立ちます。

あとは細かいところで、スピーカー出力だと「弾くと本体が震える」のも気持ちよく弾くポイントだったりします。この辺りはギターやベース奏者には伝わりやすいかなと思います。

鍵盤タッチについて

PfTouch

ピアノ的な表現をしようと思うと、やはり重めの生ピアノに近いタッチのものがいいです。軽いと強弱の幅を出すのがすごく難しいです。

余談ですが、ピアノを省略して書くときは「Pf」と書きます。
これは「ピアノフォルテ」の略で、音楽記号でピアノ=弱く、フォルテ=強くという意味です。それだけ強弱が大切にされる楽器ということですね。

軽:ライトウェイト(ノンウェイテッド、アンウェイテッド)鍵盤
中:セミウェイテッド鍵盤
重:ウェイテッド鍵盤

タッチの種類としては上記の3種類があります。
各区分の中でも微妙に違いがあり、気にする人はすごく気にします。が、実際は弾いているうちに気にならなくなる場合がほとんどだと思います。

こればっかりは実際に自分で触らないと分からないので、気になる場合は楽器屋さんで触らせてもらいましょう。
またスタジオ、ライブハウスなど出先でピアノを弾く機会もありそうなら、色んな鍵盤に触れて何を使っても全く同じように弾けるようにしておく、ということも大切です。

88鍵ならほとんどがウェイテッドで作られていますが、まれにセミウェイテッドのものもあります。


つい最近Alesisから88鍵、セミウェイテッドのものがでました。
電池駆動可、スピーカー内臓ということで野外で特に力を発揮しそうです。

具体的な候補としては、このあたり

全て5万円以下、スピーカー内臓です。
ざっくり紹介していきますので、詳細は各社の製品サイトを確認してみてください。


CASIO PX-160 / ¥42,000 前後

CASIOは家庭用・低価格帯での出来の良さを追求しています。
おもちゃ系のキーボードも出しているのでそっちのイメージが強いかもしれませんが、ピアノは全く別物です。
タッチ、音色、造りも他のメーカーと比べて遜色ないどころか、この価格帯では最高のコストパフォーマンスかもしれません。
USB-MIDI端子有り。ヘッドフォン端子が2つ付いているのも特徴です。






YAMAHA P-45 / ¥36,000 前後

YAMAHAの特徴はタッチ、音色とも他のメーカーに比べてより生ピアノに近づけようとしている点です。カシオより少し重めのタッチ。
デザインは良くも悪くも普通です。できるだけ安く、そこそこのものを!という目線でいくなら良い選択肢だと思います。
USB-MIDI端子有り。上位機種にP-115(¥42,000~)、P-255(¥95,000~)があります。





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KORG LP-180 / ¥40,000 前後

こちらはスタンド、フタまで付いたがっしりしたもの。
普通は電子ピアノを買ったときに付属するのは音を伸ばすためのダンパーペダルのみですが、こちらは全部付いて4万円。ただし持ち運びはできません。

KORGの特徴はなんと言っても最も重いタッチ。僕がピアノ鍵盤にKORGを選んだのも重いタッチが好きだからです。
重いと疲れやすかったりもするのですが、その分練習用としては指の筋力が鍛えられます。KORGのピアノを触っておけばどの鍵盤を弾いても怖くないです。
MIDI-OUT端子有り。ヘッドフォン端子も2つ付いています。



ちなみにCASIOやYAMAHAのようにコンパクトなのはこちら。


KORG SP-280 / ¥47,000 前後

僕が現在も使っているSP-250の後継機種です。
持ち運びができて、タッチの重さは健在。こちらもMIDI-OUT端子が付いています。



電子ピアノを選ぶ際のポイント まとめ

・予算は5万円以下で十分
・外観、端子、タッチ、持ち運びの可否など換えのきかないハード部分を優先して考える

以上です!
どのメーカーを選べばいいみたいなものはありません。モノで選びましょう。

あとは事前に寸法をチェックして、大体部屋のこの辺りに置く!とかは決めておいた方がいいかもしれませんね。
それによってスタンドが必要かどうかも変わってきます。必要なら一緒に注文して一気に設置してしまったほうが楽です。

おまけ
 


それでは、良い鍵盤ライフを!

※2017.1.15 追記

1stアルバム「Life is so good」のリリースが発表され、「Atelier ladybird」で検索してここにたどり着く方も多そうなので今一度追記です。楽曲を聴いてくださってありがとうございます!

先日(2017.1.12)アルバムのクロスフェードデモVer.2をアップしました。たっぷり20分聴けるようになっています。



AmazonやBASEでの取り扱いは2017.2.28からを予定していますが、
Atelier ladybird公式HPのトップにある予約フォームからご予約いただければ、プレスが済んで手元に届き次第発送します!

Atelier ladybird Website

配信や通販サイトを介する場合はどうしても登録してから実際に置かれるまでのタイムラグが読めないので、余裕を持って2/28とさせてください。

それでは、アルバムリリースまでもうしばらくだけ!お待ちください!



(以下、2015.5.22 作成記事)

所属している音楽制作チーム「Atelier ladybird」(アトリエ レディバード)が、一作目のボカロ楽曲「empty」を投稿しました。

LOGO



Atelier ladybird

メンバーは しょーちゃんぎっさんどん の3名。
"歌をメインとした良質なポップス"を主軸に活動しています。

全員が作詞作曲、楽器の演奏と録音ができるのが強み。
僕は主に鍵盤楽器やストリングス、ブラス等のアレンジと、ミックスなどのエンジニア的な部分を担当しています。

今回はゆきさんにイラストを、aoguさんに動画制作をお手伝いしていただきました。


楽曲について。



希望が感じられる爽やかなポップ・ロック。ボーカルはIAです。
Bメロ、サビはコード進行的にはほぼ同じなのですが、そう感じさせないようなアレンジになっています。

特にしょーちゃんの書いた歌詞の評判がいいですね。
いわゆる"歌詞っぽい"感じもありながらテーマや言葉選びがすごく自然で、僕も大好きです。

個人的に推したい点はアウトロのピアノ。僕史上一番気に入っているピアノソロです。
中盤のオルガンソロは挑戦的なフレーズにしてみましたが、もう少し楽曲に寄り添った落ち着いた感じでも良かったかな~…と今では思います。


ニコニコ動画では。

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(2015 / 5 / 22 現在)

完全に埋もれるということはなく、新人としてはそこそこ健闘できている感じ…?

個人的に投稿しているアレンジや演奏動画でもそうなんですが、ニコニコ動画内のコメントやマイリストよりも外部のツイート、フェイスブックが伸びるのが最近の傾向なんでしょうか。

コメントを誘発するような動画でなければ特にそういう風になるのかな。
最近、ニコニコ動画の登録者の平均年齢が28.4歳、コメント者の平均年齢は15.4歳みたいなデータも出ましたよね。
この辺りも考慮して、もっと多くの人に届けられる方法を探っていきたいところ。

新規参入で王道路線だとなかなかニコニコ動画では爆発はしないと思いますが、地道に質の高い音楽を投稿し続けていきたいです。

2015年5月の投稿以来まったり進行していた制作ユニット、Atelier ladybirdにそろそろエンジンをかけていきます。
IA -ARIA ON THE PLANETES- の4周年に合わせて1月27日に2曲投稿しました。

「Snow Song」

Youtube版

「歩いていこう」

Youtube版

ほかに、1月10日にもバラードを1曲投稿しました。

「空に輝く星を見上げながら」

Youtube版

一作目の「empty」に比べて機材面も強化されています。主にエレキギターと、ストリングス、ブラスの音源。
あとは実は今までミックスはフリーソフトオンリーだったんですが、ようやくWAVES GOLDも導入しました。
まだ探り探り試している途中ですが、制作ペースを上げていく中でもっと上手く使えるようになりたい。



近況 (2016年1月)

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お久しぶりです。半年ほど更新が滞ってしまいましたが、今日も元気に生きています。
12月に引越して猫を飼い始めました。猫カフェで里親募集されていたシマダ君です。

昨年は個人での活動も続けつつ、夏頃からはボーカル&キーボードユニットで活動していました。
11月にワンマンライブ、それに伴うアルバム制作もして、とりあえずは落ち着いた感じです。

合間を見てコンペも4件だけ出しました。通ったのはラジオのジングル1本、電機メーカーへの提供が1本。やっぱり打率は5割くらい。落ちた分はオーディオストックで販売しています。

あとはそのオーディオストックで、2016年1月分の無料DL音源に下の音源をピックアップしていただきました。そこからの流入で他の音源の売り上げも微増。


今年は制作ユニット、Atelier ladybirdにも力を入れていきます。

ボカロ投稿のほか、ライブやシンガーさんへの楽曲提供もいくつか決まってきています。
ユニットでのコンペ参加もしていくつもりですが、こちらは名刺代わりのCDを持ち歩いて直接手渡しでの営業が基本。
まずはテンプレ感まる出しのサイトを整えるところからですね…最低限のデザイン力は今後絶対必要なので勉強します。

ではでは、今年もよろしくお願いします!

おまけ

全く音に関係しない部分の改造。むしろメインアウトの出力をLEDの電源に使っているので、内蔵音源が鳴らせなくなりました。
ショルキー使う時点で演奏面は据え置きに敵わないので、ビジュアルを伸ばした結果です。
僕はMIDIコンとしてしか使わないので問題ないですが、もう売り物にはならないですね…

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前回、導入編からの続きです。

狙い澄ませば、ちゃんと当たる。コンペで割と勝っているお話。<導入編>

目次

・これまでのコンペ結果(一部)

1.レギュレーションを守る
2." いらない曲 " を知る
3.楽曲の使い方までトータルで考えて、提案する
4.嬉しい仕掛けを作る
5.裏道を使う

・あとがき




これまでのコンペ結果(一部)

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・2014年11月 (株)インターリンク主催 .moe楽曲コンテスト 入選

・2014年12月 北斗夢学院桜組オリジナル曲コンテスト→オーディエンス投票上位をきっかけに岡山県のアイドルへ楽曲提供

・2015年01月 クレオフーガ サウンドロゴコンテスト 優秀賞・審査員特別賞

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・2015年02月 ボカロのダンスカーニバル 採用

・2015年05月 森下裕美 楽曲制作コンペ 優秀賞(Audio stock)

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今(2015年6月)はFLOORの東方妖々夢リミックス楽曲コンテストに1曲だけ投げています。
もし落ちたらそのままニコニコのFLOOR落選供養タグに流して聞いてもらいます。

最近はコンペよりもストックで地盤を固めたい方向にシフトしているので、そういう潰しが利くというか、落選しても他の使い方ができるコンペを狙って出しています。

歌モノなら仮歌にボカロ使用OKの案件とか。歌詞やメロディもこちらで作る場合は、そのままニコニコやYouTubeに流せます。

僕自身は2014年11月末からコンペに作品を送るようになりました。
まだ半年そこそこなんですが、月に1~3本くらい出して、今のところ50%くらいの確率で何かしらの結果はいただいています。

こういうコンペは応募数の少ないものなら数十曲くらいですが、多いものはやっぱり300曲くらい集まります。
倍率からすれば半分リアクションがあれば悪くない数字だと思います。メジャーで1%以下の確立に挑戦し続けるより精神的にも優しい。

小さい成果の積み重ねがそのまま信頼や説得力になるので、なるべく月1本くらいは出してしっかり結果を残していきたいです。

それでは、以下本題です。

1.レギュレーションを守る

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サイトによっては他の投稿者の曲を聞けたりもするんですが、本当に守れていないものが多い!

5秒のサウンドロゴ募集に10秒オーバーのものを送っていたり、あえてコードとメロディのみの状態で募集をかけているのに、全パート仕上げた完成品を送っていたり。

その時点でアウトになります。もったいないミスをしないように、規約はよく読みましょう。

あと、現状そこまで問題にされていないことが多いですが見落としがちな点として。

一度でもネット上などで公開した楽曲はコンペには出せません。

クレオフーガで行われているような公開コンペも結果が出た後に落ちた作品を削除する方がいますが、削除してもその後他のコンペには出せません。削除前に誰かにダウンロードされている可能性があります。

自分の知らないところで映像作品などに使われて拡散されていれば、本家なのにパクリ疑惑が出たり、後々トラブルの原因になったりします。

落ちた作品はインストならオーディオストック等へ。歌モノはメロディ、歌詞の権利を持っているならニコニコやYouTubeに投稿するなど、問題のない形で活用しましょう。

なお、送付先以外に公開されず返却されたものなら、改めて他のコンペに出すことができます。

2."いらない曲"を知る

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例えば、歌モノの楽曲をアーティストに提供する場合。

何が一番いらないかと言えば、そのアーティストの過去曲に似ている楽曲です。

ボーカルの声質やおいしい音域を知るために過去曲は参考にすべきですが、曲まで似せてしまったら選ばれません。

あとは汎用性の高い楽曲も意外と選ばれにくいです。

言い換えれば "そのアーティストでなければならない理由" のない楽曲ということですね。
どんなコンペにも過去他のコンペで落ちた曲が数多く流れてきます。そういう曲はどこにでも出せる汎用性の高い楽曲です。

つまり自分も汎用性が高くて冒険もしていない曲を作ったところで、既に同じような曲が溢れかえっています。運次第では通りますが、運任せです。

いくつかそういう曲を持っておいてもいいとは思いますが、やっぱり案件ごとに書き下ろしたほうが圧倒的に採用率は高いです。



インストでも同様です。

ゲームのBGMも、栄えた街と辺境の小さな村では曲の雰囲気が違います。人の密度、生活のスピード感、建物の材質、気候、匂いなんかがきちんと曲に反映されています。

そこを無視して、街と村の間を取ったどっちつかずな曲にしてしまうとやはり使いにくいです。使用する楽器や音階を工夫して場面を絞ることで、ぐっと採用率は上がります。

あんまり尖りすぎるとまた使いにくい印象になってしまうので、結局はバランスなんですけどね。それでもある程度思い切りは必要だと思います。

どこにでも使えそうな曲は、結局どこでも使われないものです。

3.楽曲の使い方までトータルで考えて、提案する

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その楽曲が実際に使われている場面を想像できる、というのは大切です。

歌モノならもちろんライブで歌うことも想定します。普段のステージの雰囲気や演出もチェックしておくと曲を作る際にイメージしやすいです。

ライブでは流れも大切です。応募の際、" 過去曲の○○の後にこの曲を続けてください!照明は黄色で、繋ぎの演出はバルーンを使って…" くらい具体的に提案してもいいです。

その通りになるかは置いておいて、そういう提案自体がしっかり下調べをしているという証明になるし、何より想像しやすい。
生意気な印象を与えないかという心配はごもっともですが、あまりにも的外れでなければこれくらい元気があって丁度良いと思ってます。真剣さを伝えておいて損はないはずです。



こちらもインスト曲の場合。

例えば、ある水族館で "世界のクラゲを集めて展示します、BGM募集" という案件がきたら。

早速クラゲの浮遊感を表現する方法について考えたいところですが、まずは館内のどこにスペースが作られるのか、前後の展示物は、館内の雰囲気は、メインの客層は、そもそも水族館がどこにあるのか、といったことから調べます。

そうすると曲の調やテンポ、音色なんかが自分の中で固まってきます。ひとつひとつの音色、フレーズが何の表現を目的にするのかがはっきりするので、作曲スピードも速いです。

別にサメからクラゲへの移行を表現するためにオルゴールを使おうが、館内の壮大な雰囲気を表現するために大編成のストリングスを使おうが、それ自体に正解はなくて、ただ理由があると説得力が増します。



なぜこういう曲になったか、という理由を持たせられたらしっかり応募の際の文章にも書いておきます。このとき、専門用語はできるだけ避けたほうがいいです。

「ローズにフェイザーをかけて」なら、「ふわっと揺れるような音色の電子ピアノを使って」に言い換えて、音楽の知識がなくても正しく伝わるように注意します。

歌モノにしてもインストにしても、曲を書いて終わりではなくトータルで考えて提案しているのだと伝えられれば、楽曲の説得力も増して聞こえます。

4.嬉しい仕掛けを作る

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ここまでをクリアすれば、最後の一押しです。最終候補まで残ったとき、自分の楽曲を選んでもらえるような仕掛けを作ります。

一番分かりやすいのは歌詞ですね。これは僕の必殺技なんですが、歌詞にアーティストの名前や好きな食べ物、スポーツなんかの具体的な名詞を盛り込みます。

「ランチ」は「カレー」にする、「歩く」は「泳ぐ」にする、など。より具体的に、アーティストの身近なものに置き換えていきます。

究極の例は、花澤香奈の パパ、アイ・ラブ・ユー!! (歌詞リンク) です。
子どもの頃に観に行った E.T. や グレムリン や スターウォーズ
パパの趣味がとても好き カリフォルニアロールさ・い・こ・う!!
こんなん、パパ嬉しいに決まってます。歌う花澤さんも嬉しいに決まってます。

タイトルが直球だし、歌詞にも具体的過ぎる名詞やエピソードがふんだんに盛り込まれています。

アルバム「25」のこちらのインタビュー(最下段)でも触れられていますが、何がすごいってこの歌詞、花澤さん本人が書いたものじゃないんですよね。

この曲の作詞を担当したカジヒデキさんが、花澤さんから聞いた思い出をそのまま歌詞にしています。


これ、直接本人には聞けないまでも、僕も似たようなことはできるんじゃないかなと思いました。

例えばアイドルの楽曲募集なら、そのアイドルのホームページ、メンバーのブログ、Twitterをチェックします。特にブログやTwitterでは、仕事以外の日常で身近なものも必ず見えてきます。

そこで得た情報を歌詞や使用する音色に反映させていきます。歌詞以外にも、ギター練習中のメンバーがいれば簡単に真似できそうなギターを入れてみるとか。

インストでも地域性の高い楽器を使ったり、気候を意識したアレンジをしたり、考えられることはたくさんあります。

コンペはネット上のやりとりだけで完結するものも多いですが、その先にいるのは人間です。ちょっとした気遣いはやっぱり嬉しいものです。
作り手としても、歌詞や音色に「これは必ず使う!」みたいな制約があったほうが意外に作りやすかったりもします。

ただしそういう仕掛けを作る場合、その情報が正しいものかどうか、権利的に問題ないかはしっかり確認しておきましょう。間違ったことをしてしまうと逆効果になる恐れもあります。

5.裏道を使う

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別にコネを使いましょうって話ではありません。
コンペって募集のときは特に明記していなくても、数曲まとめて採用することが多々あります。

1曲しか送られてきていないくらいニッチ。でも1曲くらいあってもいいかな。

そういうポジションを当てられれば、曲のクオリティさえ問題なければ自動的に選ばれることがあります。自分で勝手に別部門を作ってしまうのです。

ただやっぱり、裏道は正しいゴールとは違う場所に繋がることが多いです。それが特別賞や優秀賞ですね。

最初にコンペ結果で上げたサウンドロゴの審査員特別賞なんかはその代表みたいなものです。絶対本採用にはならないけど、他に同じことしてる人いないよねってところを狙いました。

実績には変わりないので、本線と平行してこういう狙い方をするのもありです。こういうのは仕事が仕事を呼ぶもので、小さい成果でも積み重ねれば信用になり、武器になります。

あとがき

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いかがだったでしょうか。

散々手の内を晒しましたが、そもそもこれが正しいって保障はありません!ただ、ある程度の結果は出ています。
参考にするかどうかは自己責任でよろしくお願います。

最近読んだ、『プロ直伝!職業作曲家への道 曲作りを仕事にするための常識と戦術、そして心得』は多少参考にしました。



普段自分でも意識しているような内容が多く書かれていて、ああ、間違ってないんだなと思えました。普遍的な内容が多いので、趣味としてでも音楽をやっている方は読んでおいてもいい本だと思います。

ではでは、ここまでお付き合いありがとうございました。

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iTunesで配信中のコンピレーションアルバム「ボカロのダンスカーニバル」に、6曲目の「ココロコンプレッサ feat.蒼姫ラピス」で参加させていただきました。

全32曲のうち4曲がARTISTCROWDで行われていたコンペからの収録で、僕はコンペ組です。結果発表ページには応募時のコメント等も掲載されています。
こういうコメントって何か変に考えすぎちゃって難しいですね…これだけの文章に1時間近く考えた気がします。



メジャーシーン以外のコンペ

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そんなご報告ついでに、コンペについて書いてみようと思います。
今回の導入編、次回の実践編の2回に分けてお送りします。

なお、ここで書くのは作家事務所を通して行われるメジャーのコンペではなく、ネットを通じて誰でも参加できるコンペについてです。
後述しますが、メジャーシーンのコンペは徒労に終わる確率が高すぎるので僕は出していません。

【※追記 2017.2.5】
(ARTIST CROWDでメジャー案件が増えてきたのと、勝てる見込みも出てきたので最近はタイミングが合えばたまに参加しています。)

ネット上を探せば、誰でも参加可能なコンペは意外と頻繁に開催されています。
作曲に限らず歌詞や仮歌ボーカリストの募集がされていることもあるので、普段はバンド等で活動している方も腕試しや副収入を得る機会として活用してみてはいかがでしょうか。

コンペとは。

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コンペとは、コンペティション(competition)の略で競争、競技会の意味。
複数人数の製品・作品の評価を競い合わせ、優れたものを選ぶこと。(Wikipedia)
歌モノだと、アイドル系の曲なんかはほとんどコンペです。今はいわゆるご当地アイドル向けの楽曲の需要が高くなっていて、僕もちょくちょく書いています。
あとはデンキ屋さんの店内で流れている歌みたいな、歌詞にがっつりと店名が入っていてそのお店限定で使われるような曲の募集も多いです。

インストは販促ムービーのBGMやサウンドロゴ、ラジオのジングルなど。
歌モノに比べると尺も短めでいいし、採用見送りとなってもそのままオーディオストックニコニ・コモンズ等に流用できるのでタイミングが合えばとりあえず出しておくといいかもしれません。

どこで募集してる?

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1.音楽のみに特化したサイト
クレオフーガ
オーディオストック
ARTISTCROWD
KONAMI FLOOR

2.クラウドソーシング系サイト
CrowdWorks
Lancers

僕が主に使っているのはこの辺りです。

ARTISTCROWDはクリエイター登録の時点で音源審査があります。
そのほかは審査がなく、サイトに登録すればすぐにコンペに参加できます。

FLOORはつい最近知ったんですが、KONAMIが音ゲー用の楽曲を募集しています。

3.その他

「.moe作曲コンテスト」
のように、突発的に企業から募集がかかることもあります。

こういうのは日ごろから探していないと、まず見つけるのが大変です。「.moe」はたまたまgoogleで検索していたら見つけて、ちゃっかり入選しました。


作詞:横山正(株式会社インターリンク代表取締役)
作曲:don_key(川崎泰弘)

ちなみに、メジャーシーンでは。

dotonbori

前にメジャーのコンペの実情を少し調べたことがあって、

・納期は通達されてから1週間~10日程度。短ければ2~3日。
・作家事務所を通して撒かれるコンペは、ひとつの案件に300~500曲程度は集まる。
・仮歌含め、限りなく完成品に近いクオリティまで仕上げて提出(ボカロ不可)。
・採用ではなく、他に合う案件が来たとき用としてキープされる場合もある。
 →キープされている期間は作曲者も自由に公表できない。数年間キープされることも。
・コンペの結果が出て選ばれなければ返却。
 →返却されたものは別のコンペに出したり、作曲者の自由にできる。

・採用されても、その曲が売れなければほとんど収入にはならない。

単純に倍率が高すぎるし、送った曲はなかなか権利を返してもらえない、リアクションすらない。
そんな環境で毎週コンペに出し続けるのは相当な覚悟か、他に安定した収入がなければできません。

僕も一時は作家事務所も考えましたが、現状はフリーでいるメリットの方が大きいように感じるので見送っています。

【※2017.2.5 追記】
この記事を作成してから2年近く経ちましたが、今なおフリーで活動しています。
コンペは案件を選びつつ今も出していて、勝率は当時から変わらず5割程度です。

今はAtelier ladybirdという作曲家2人のチームを作ってこういう音楽をしています。
少しずつゲームのタイアップなどもいただけるようになってきました。



詳しくは→2017.2.4 更新再開のご挨拶と、近況 【ALB、コンペ、DOVA】

次回、勝率5割をキープするために徹底している5つのこと

compe

次回、実践編では僕がコンペに応募する際に心がけていることをまとめてみます。
良い曲であることが大前提とはいえ、コンペには間違いなくコツがあります。

募集要項の文面、リファレンス楽曲、提供先の企業やアーティストのホームページ、ブログ、Twitter。ヒントは色んなところにあります。それらの情報を読み解いて「提案する」のがポイントです。

それでは、続きは近日中に…書けたらいいな!

※追記 2015.6.20
続き、書きました→狙い澄ませば、ちゃんと当たる。コンペで勝つためにしている5つのこと。<実践編>

オーディオストックでBGM・効果音を販売中!

Audiostock(オーディオストック)は簡単に言えば、映像やゲーム、アプリ等で使える音源を探したい企業と、音源を売りたいクリエイターのマッチングを目的としたサイトです。

・ロイヤリティフリーとして販売
・クリエイター側には登録料などのお金は一切かかりません
・販売価格は1曲あたり1,000円~3,000円程度(税抜き)
・クリエイターの取り分は売上価格(税抜き)の40%~60%

最初は40%スタートで、音源登録数などの条件を満たすと上がっていきます。

バンドでは目立たないキーボーディストや、実はDTM知識があるボーカリスト、
普段ボカロPとして活動している方々なんかも、秘められたスキルを開放して活躍できる場です。

今回はそんなAudiostockについて書きたいと思います。


フリーソフトのみで作った音源でもOK。

TTS1v


音源登録の際には審査があります。とはいえ、それほど高いハードルではないです。





僕が今アップしている音源の一部はこんな感じ。
使用したソフト音源、ミックスで使ったプラグインも全てDAW付属のものとフリーソフトです。
「オーディオストック」と声が入るのは不正利用を防止するための仕様で、ダウンロードされた後には入りません。

声、歌も売れます。

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しっかり売って稼ぐのが目的であれば、むしろBGMよりも歌モノが狙い目っぽいです。
歌モノは販売額が3,000円~とBGMよりも高く、需要の割に音源の登録数も少ない。


歌モノの参考音源。龍崎一さんの「七色恋模様」。こういう曲が売れています。


僕もバンド活動で得た人脈を頼りに、今後歌モノの音源も登録していきたいところです。
この辺りは自宅での制作が多い生粋のDTMerに比べて強みが出せるところですね。

ということで、
「あなたの歌、売り物にさせてください。」(タイトル回収)

僕の方からもお声かけすることがあるかと思いますが、もし気になった方がいたら、ぜひ協力していただければと思います。
お店のBGMや企業のコンセプトムービー、結婚式場などで使われます。もちろん報酬はお支払いしますので!

とはいえ、まずは焦らずに一人で完結できるBGMやジングルを中心に登録して、パーセンテージを上げていきます。


音源を置く以外の使い方。

PC&Phone


1.誰でも参加可能なコンペが頻繁に開催されています。

僕も登録した当初はコンペに参加することが目的で、音源は置いていませんでした。
コンペはアイドル系の案件が多いですが、ゲームやイベントで使うBGMの制作、仮歌ボーカリストの募集もされています。


2.登録しているクリエイターに直接制作依頼ができます。

クリエイター側からすれば、音源を置いておけばそれを気に入った企業から直接制作の依頼が来るかもしれない、ということ。
もちろんバンバン来るものではないと思いますが、そういうルートも狙って普段から質の高い音楽を作っていきたいですね。


あとがき。

最近「小見出し」というタグを覚えて、罫線+太字の力技だった以前に比べて若干スタイリッシュになりました。

それはともかく、早くも少しブログの路線変更の兆しです。
というのも、今回のように演奏以外に活かせるスキルについても今後書いていきたいなと。

ブログを始めて結局何がしたかったんだろうと改めて考えると、キーボーディストの手助けがしたい!ということなんですね。あとお金につなげたい。

それには演奏面だけでなく、作曲等のキーボードを続けていく中で得られる別のスキルの活かし方も共有したいなと思いまして。

演奏に関しては他にも参考にできるものがたくさんあるし、じゃあ僕にしかできないことはなんだろうと。

この辺りはまた改めて記事にしたいと思います。それでは!

ギター、ベース、ドラム以外の音色全てを担当することになりがちなキーボーディスト。
プロの現場みたいに要塞のごとく鍵盤を並べたり

 

生の弦楽団やホーン隊、なんだったらオーケストラが入っちゃったり



が難しい環境では、とにかく手が足りない!なんなら足まで酷使しても足りない!
という問題に直面するのが日常です。もちろんジャンルにもよりますが。

同期を使うのはまだ実現可能な範囲ですが、メンバー全員がクリックに縛られることになるし、そもそもやり方がよく分からない!機材もない!という理由で実際に機材を用意して打ち込みを行うのもキーボーディストになりがちです。ことごとく逃げ場がない。

今回はそんな音色数が多い曲の手弾きでの対処法について。

ここで紹介するからには誰でも再現できることを大切にしたいので、大体のスタジオの標準セッティングである「61鍵シンセ+ピアノ」を基本に考えます。



とりあえずプロの演奏を観てみましょう



キーボーディスト(ダン・ヒューイット)だけを写した20分超のライブ映像。
1曲あたり1分程度に編集されていてすごく内容が濃い。全21曲。音量もバッチリキーボードメイン。
曲のタイトルと一緒にその曲で使っている音色のほか、ペダルにフィルターアサインしているよ!みたいなことも書いてあります。

本人のYouTubeの投稿文を見る限り、ドラムとベース、たまにドラマーが横のノートPCで流している同期以外は全てキーボーディストの手弾き。
音色は全て上段のKronos(61鍵)のもので、下段のピアノP-80はKronosとMIDIで繋いでコントローラーとして使用しているそうです。
各音色を巧みに弾きこなしつつ、コーラスまで…完璧な職人です。

動画を観ると何かすごい色々やってそうですが、実際はスプリット、レイヤー、ペダルやつまみを使ったコントロール、鍵盤の端っこにSE、みたいなどんなシンセでも可能なことの組み合わせです。鍵盤2台でここまでできるよ!っていう貴重な映像ですね。

とはいえ、急にこんな海外のガチプロ映像を真似ろと言われてすぐにできるなら、そもそもこんな記事は読まなくて良いのです。段階を踏みましょう。

順を追って考えて見ます



今回例として使う曲はBiBiのsoldier gameです。
最近たまたま弾く機会があって、題材にも丁度良さそうだったので。ラブライブは凛ちゃんが好きです。

1. まずは楽曲分析

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・ボーカル、コーラス
楽曲のメイン。音域は一般的な女性ボーカル。メロディの音数はそこまで多くないけど、サビに入った途端に16分音符が増えて一気に勢いがつく。

・ベース
ボーカルの次くらいにグイグイ来てますね。ラインがすごく歌っている。2サビ後にソロもあり。

・ドラム、パーカッション
細かいフィルが多くてリズム全体としては手数も多め。パーカッションがいない場合、ドラマーがパーカッションのおいしいフィルもさらってきそう。

・ギター
1曲通してひたすらワウでアタックを抑えつつカッティング。音量は控えめだけど刻みは結構細かい。

続いてキーボード、といきたいところですが。ここで一旦考えます。

コピーとなると真っ先に自分の担当楽器を集中して聴きにいきたくなりますが、その前に他の楽器が何をしているのかをきちんと把握して整理しておきます。これはそのまま、自分が弾く部分を探すという作業です。

作編曲にも通じるお話ですが、各パートやフレーズには全て意味があります。
ざっくりとドラムがリズム、ベースが低域、ギターが中高域、ボーカルがメロディというのは簡単ですが、そこからもう一歩踏み込んだ部分ですね。

キーボードは何でもできる楽器なので、他が担当してくれている役割にあえて被っていかなくても空いたポジションに入れば良いのです。

2. どこが空いてる?もう少し突っ込んで考える

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・ボーカル、コーラス
メインのメロディ。コーラスは追っかけ等はなくハモり。イントロ、間奏、アウトロは完全に抜ける。
→イントロ、間奏、アウトロは他の楽器でメロディが欲しい。

・ベース
グイグイ来ている=少し強気に中低域辺りまで出してもらっても良さそう。ただ曲頭、2Aなど一瞬抜ける箇所がある。
→コードの積み方、イコライジングを工夫して中低域を少し広く空ける。ベースが抜ける箇所は一瞬ルートを補う必要あり。

・ドラム、パーカッション
フィル多め。ハットが基本閉じていて全体的にタイト。
→リズムのアタックに被り過ぎないよう、特にフィルの入る部分では鍵盤側が避ける。余韻が少なめなので全体を包むような音が欲しい。

・ギター
ワウカッティング=中域のアタックはドラム、パーカッションに任せつつ、コード感とリズム補強。
→コードはあくまで補強、他にしっかりコード感を出すパートも欲しい。

太字になっているのが残りのキーボードで注意する部分、補うべき部分です。あとはこれを考慮しつつキーボードパートを構築していきます。

まとめると

・ボーカルが抜ける部分のメロディ
・ベースが抜ける部分のルート(低域を補うよりもコード感の維持)

・白玉系(2分音符以上)のコード
・ボーカルより上(奥)の音域での裏メロ

以上をキーボードが担当すると良さそうです。

3. 原曲のキーボードパート

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ここで初めて、キーボードが担当しそうな音色に注目してみます。
この曲ではピアノ、ブラス、ストリングス、イントロのベル、SE(上昇音)ですね。

ちなみに、普通に音色数が少なくて手が足りる場合は1.2を飛ばしてここから始めても問題ないといえばないです。ただ楽曲の仕組みを理解しておくと音作りにも反映させられるので、他パートの把握は簡単にでもしておいた方がいいです。

・ピアノ
ある程度リズムは刻みつつも、基本はコードを伸ばす。ベースが抜ける部分ではしっかりルートも出してコード感を維持。

・ブラス
ボーカルに対する合いの手的なフレーズや裏メロ。ストリングスと絡んでイントロ、間奏、アウトロでのメロディ。

・ストリングス
全体を包み込むような音色。曲頭と2A以外ではずっと鳴っていて、意外と上モノの要。ブラスと一緒にボーカルが抜ける部分のメロディや裏メロも担当。

・ベル
曲頭の簡単なメロディ。ピアノのトップノートでもしっかりメロディができているので、ライブではさほど重要ではないかも。

・SE(上昇音)
イントロのベース&ドラムが入るきっかけ。楽曲全体の助走的な役割。

こんな感じでしょうか。見事に他パートの空きをカバーしたポジションに収まっていますこのアレンジの意図を汲み取って、鍵盤に収めていきましょう。

4. 弾くところをまとめる

KeyLine

・上段 ストリングス+ブラス

まず外せないのはイントロや間奏でメロディも担当するストリングスとブラス。
特にボーカルが抜ける部分では弾かないとすっぽり抜けた印象になってしまいます。

ボーカルに絡みにいくのと同時にストリングスとブラスでもお互い絡んでいたりするので、腕に自信のある方ならギターにコード感や中域を完全に任せて、両手でそれぞれのフレーズをしっかり弾きにいってもいいと思います。

今回はストリングスとブラスの音色を混ぜて上段のシンセに割り振り、右手で弾きます。
基本はストリングス:ブラス=7:3ぐらいの割合で、アサインペダルを深く踏み込むほどブラスが前に出るような設定。
フレーズはストリングスとブラスそれぞれのおいしいところを拾いつつ、きちんと両方の役割を果たせるように組み立てます。詳しくは後ほど。

・下段 ピアノ

これは左手でただコードを伸ばしているだけでも十分です。
この曲では中域に色んなアタックがひしめき合っているので、むしろあまり動かさない方がいいです。

ストリングスとブラスを混ぜて弾く分、ピアノにも包むような役割を持たせます。エレピをメインにしつつ、薄くアコースティックピアノ、シンセベル、スウィープ系のパッドを足しました。

ベースが抜ける部分では両手をピアノに持ってきてしっかりルート+和音。特に落ちサビでは急にベースラインがなくなるとボーカルが歌いづらくなってしまいます。

・iPod イントロ

イントロのベルとSEも仕込みました。ついでにパーカッションも。これはDAWで打ち込んだものをWAVなりMP3なりに書き出して、曲の始めに再生するだけです。
サンプラーを用意してそこに入れてもいいですが、曲頭に流しきりで使うだけなら音楽プレイヤーでも十分。自動で次の曲に進んだり、リピートしたりしないように注意です。



最初のカウントにスクフェスの効果音を使っているのはちょっとした遊び心と演出です。おいしい部分は取り入れていきます。

これで音色の選択、鍵盤への割り当ては完了です。
各音色もそれぞれ細かくエディットしているのですが、具体的な作り方まで書き出すと長くなるのでそれはまた別の機会に。

5. 各音色の音量バランス、奥行きを整える

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これで演奏前の仕込みは最後。
各音作りを追い込むよりも、実はここが一番大切だと思っています。
バンド全体のクオリティにも大きく関わってくる部分。

ここで使うのは主にミックスのテクニックです。ときには30分ステージで10種類以上にもなる音色をきれいにまとめつつ、他のパートとも共存する必要があります。

ギターやベースが大きい場合はPAさんの方でメインスピーカーを抑えればある程度コントロールできますが、鍵盤の左右でスプリットされた音のバランスが悪いとどうしようありません。そうなると大きい音に合わせられ、小さい方の音は全く客席に届かなくなってしまいます。

・ストリングス

音量は意外と大きめで出しています。
その分マスキングしないようにローを大胆にカットした上で、コンプでアタックを抑えます。

Comp
画像はDAWのプラグインですが、パラメータは基本どれも共通です。

コンプは音量をそろえるためにも使いますが、奥行きのコントロールにも使えます。
アタックタイムを最速、かつリリースタイムを遅めにするとコンプがかかりっぱなしの状態になるのですが、このままスレッショルドを下げていくとどんどん音が小さくなっていくのが分かると思います。これがどんどん奥にいっているということです。

この状態でアウトプットレベルを上げていくと、奥行きはそのままできちんと聞こえるレベルまで音量を戻してあげられます。上げすぎるとまた前に来てしまいますが。
これにディレイ、リバーブも併用して奥行きを作っていきます。ストリングスは全パート中でもかなり奥の方に置きました。

・ブラス

こちらは音量的には控えめ。少しオーバードライブをかけて倍音を作ることで耳に届きやすく、バンド内でも馴染みの良い音にしています。

ブラスが印象的な曲なので、奥行きはボーカルよりも少し後ろくらい。他のパート、特にボーカルの邪魔をしないようにアタックは抑えつつ、空間系を他よりも浅めにして調整しています。
管楽器も結構コンプで大胆につぶしてしまっても良いのですが、リリースタイムが長いと歯切れの良さが失われるので注意です。

・ピアノ

イントロや落ちサビではメインの伴奏を担当するので、これも意外と音量は大きめで出しています。ストリングスと同じくらい。
ライブではピアノのみになる部分はボリュームペダルでわずかに音量を上げたりしますが、後に紹介する自身の演奏動画ではサボってますねこれ…。

PfVolume

奥行きはブラスよりも奥、ギターよりも少し前くらい。
メインのエレピのアタックを抑えつつ、薄く重ねたアコーティックピアノ、シンセベルのアタック成分を強調しています。これで基本は引っ込ませつつ、オケが薄くなる部分ではしっかり出てきます。

それでは、ようやく準備が整ったところで弾いてみましょう!

弾きました



セッティングはダン・ヒューイットとほぼ同じ。上段がKronosからM3になっただけで、下段のピアノはM3の音源を鳴らすMIDIコンとして使っています。

たまに上段シンセのパッドを押していますが、そこで鳴らしているのはストリングスの和音とブラスのグリスアップ、アウトロ前のウインドチャイムで、鍵盤の端に一瞬だけ使う音を仕込むのと同じ意味です。

演奏動画ということでキーボードの音をかなり大きめにしつつ全てセンターに置いているのですが、それでも奥行きを調整したり音域を済み分けたりしている分、他のパートも全て聞き取れると思います。

ポイントは上段のストリングスとブラスのフレーズです。
ボーカルのメロディを邪魔しないというのはもちろん、意図的に2拍目、4拍目にブラスのアタックが来ないようにしています。1サビ後の間奏とかちょっとやり過ぎなくらい。

これはスネアのアタックをきちんと立たせるためです。曲的にも結構ファンクっぽいノリがあるので、ベースと一緒にリズムでグイグイいって欲しいなと。
あとはフィルもしっかり粒が見えるように、フィルの入る箇所では基本伸ばしています。Bメロ前は手癖で弾いてしまっていますが、ここはよくない例ということでひとつ。

ピアノはほぼ白玉。ベースが抜けるイントロと落ちサビのみ両手で弾きにいっています。下から上へのグリスが好きなので落ちサビの最後に差し込みました。

あとは隠し味に、フットスイッチでサビ頭等の展開時にSEを鳴らしています。これは原曲のブラスの代わりです。
フットスイッチでなくてもこれも鍵盤の端に仕込んだり、最近のシンセによく付いているコードメモリー機能を応用したりで再現できます。

ご清聴ありがとうございました

kuma

長い記事にお付き合いいただいてありがとうございました。とりあえず癒されそうな白熊でも置いておきます。

それでは!

家で弾くときと、スタジオやライブなど外で弾くとき。
同じセッティングなのに何か違和感を感じる場合は、歯並びがずれているのかもしれません。

KeyLine

ちょっと気にするだけで断然弾きやすくなります。

気にしましょう。
人の歯みたいに長いこと器具つけなくても、一瞬筋力使うだけで矯正できるから。




具体的に。

GX1-1

cembalo

エレクトーンやオルガン、チェンバロなど。
初めから2段以上の鍵盤が一緒になっているものは必ず鍵盤の縦のラインがきれいにそろっています。
その方が見た目もきれいだし、何より弾きやすいです。

ピアノとシンセなど、別々のものを2段積むときもここのラインをそろえると良いわけですね。

KeyLine2

こういうのがずれた状態。黒鍵の位置をみると分かりやすいです。

目測でなんとなくスタンドの真ん中に置いてしまうと、こうなることがあります。
このあと下のピアノを少し左に動かして矯正しました。

KeyLine3

これがそろっている状態。
家でもスタジオでも常にこうしておくと、どこへ行っても大体同じ感覚で弾けます。

スタンドや椅子によって高さが変わるので全く同じとはいかないですけどね。
その辺は他のパートも同じ。みんな現地のアンプやドラムセットでうまいこと演奏するので
キーボーディストも負けじと安定感を身につけましょう。僕も頑張ります。



余談。

歯並びの話がさらっと終わってしまったので、
写真の流れで少し自分のセッティングについて書いてみます。

StudioSet_04

僕は普段のスタジオは、2台の鍵盤の上に積んであるちっこいやつ。
M3-M(音源モジュール)だけ持っていって、現地にある鍵盤にMIDIで繋ぎます。


ピアノ系の音色も曲調やテンポ、一緒にやる人によって全部エディットするようにしているのでM3から出します。上下段とも完全にMIDIコン扱いですね。

その時々で微妙に鍵盤タッチが違ったり、コントローラーがホイールだったりジョイスティックだったりしますが、鍵盤の幅はどれも一定なのでそんなに問題はないです。


2台以上の鍵盤に1台のモジュールから繋ぐには、2IN以上のMIDIマージボックスを使います。


一昔前はMIDIマージボックス、MIDIスルーボックスも色々出ていたみたいですが、
現行品ってほとんど種類がないんですよね…あと必要以上に多機能で高い。
僕みたいな使い方なら「1OUT/2IN」 とかで十分なんですが。



ではでは、今回はこの辺りで。
セッティングについてはまた気が向いたら詳しく書きます。

ここまで演奏や制作などの技術的なことにあまり触れられていないので、次回はそんな内容にできればなと。
忘れていたら全然違うことを書いていると思います。 またお会いしましょう。