VocaloidDanceCarnival_flyer_jp

iTunesで配信中のコンピレーションアルバム「ボカロのダンスカーニバル」に、6曲目の「ココロコンプレッサ feat.蒼姫ラピス」で参加させていただきました。

全32曲のうち4曲がARTISTCROWDで行われていたコンペからの収録で、僕はコンペ組です。結果発表ページには応募時のコメント等も掲載されています。
こういうコメントって何か変に考えすぎちゃって難しいですね…これだけの文章に1時間近く考えた気がします。



メジャーシーン以外のコンペ

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そんなご報告ついでに、コンペについて書いてみようと思います。
今回の導入編、次回の実践編の2回に分けてお送りします。

なお、ここで書くのは作家事務所を通して行われるメジャーのコンペではなく、ネットを通じて誰でも参加できるコンペについてです。
後述しますが、メジャーシーンのコンペは徒労に終わる確率が高すぎるので僕は出していません。

【※追記 2017.2.5】
(ARTIST CROWDでメジャー案件が増えてきたのと、勝てる見込みも出てきたので最近はタイミングが合えばたまに参加しています。)

ネット上を探せば、誰でも参加可能なコンペは意外と頻繁に開催されています。
作曲に限らず歌詞や仮歌ボーカリストの募集がされていることもあるので、普段はバンド等で活動している方も腕試しや副収入を得る機会として活用してみてはいかがでしょうか。

コンペとは。

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コンペとは、コンペティション(competition)の略で競争、競技会の意味。
複数人数の製品・作品の評価を競い合わせ、優れたものを選ぶこと。(Wikipedia)
歌モノだと、アイドル系の曲なんかはほとんどコンペです。今はいわゆるご当地アイドル向けの楽曲の需要が高くなっていて、僕もちょくちょく書いています。
あとはデンキ屋さんの店内で流れている歌みたいな、歌詞にがっつりと店名が入っていてそのお店限定で使われるような曲の募集も多いです。

インストは販促ムービーのBGMやサウンドロゴ、ラジオのジングルなど。
歌モノに比べると尺も短めでいいし、採用見送りとなってもそのままオーディオストックニコニ・コモンズ等に流用できるのでタイミングが合えばとりあえず出しておくといいかもしれません。

どこで募集してる?

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1.音楽のみに特化したサイト
クレオフーガ
オーディオストック
ARTISTCROWD
KONAMI FLOOR

2.クラウドソーシング系サイト
CrowdWorks
Lancers

僕が主に使っているのはこの辺りです。

ARTISTCROWDはクリエイター登録の時点で音源審査があります。
そのほかは審査がなく、サイトに登録すればすぐにコンペに参加できます。

FLOORはつい最近知ったんですが、KONAMIが音ゲー用の楽曲を募集しています。

3.その他

「.moe作曲コンテスト」
のように、突発的に企業から募集がかかることもあります。

こういうのは日ごろから探していないと、まず見つけるのが大変です。「.moe」はたまたまgoogleで検索していたら見つけて、ちゃっかり入選しました。


作詞:横山正(株式会社インターリンク代表取締役)
作曲:don_key(川崎泰弘)

ちなみに、メジャーシーンでは。

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前にメジャーのコンペの実情を少し調べたことがあって、

・納期は通達されてから1週間~10日程度。短ければ2~3日。
・作家事務所を通して撒かれるコンペは、ひとつの案件に300~500曲程度は集まる。
・仮歌含め、限りなく完成品に近いクオリティまで仕上げて提出(ボカロ不可)。
・採用ではなく、他に合う案件が来たとき用としてキープされる場合もある。
 →キープされている期間は作曲者も自由に公表できない。数年間キープされることも。
・コンペの結果が出て選ばれなければ返却。
 →返却されたものは別のコンペに出したり、作曲者の自由にできる。

・採用されても、その曲が売れなければほとんど収入にはならない。

単純に倍率が高すぎるし、送った曲はなかなか権利を返してもらえない、リアクションすらない。
そんな環境で毎週コンペに出し続けるのは相当な覚悟か、他に安定した収入がなければできません。

僕も一時は作家事務所も考えましたが、現状はフリーでいるメリットの方が大きいように感じるので見送っています。

【※2017.2.5 追記】
この記事を作成してから2年近く経ちましたが、今なおフリーで活動しています。
コンペは案件を選びつつ今も出していて、勝率は当時から変わらず5割程度です。

今はAtelier ladybirdという作曲家2人のチームを作ってこういう音楽をしています。
少しずつゲームのタイアップなどもいただけるようになってきました。



詳しくは→2017.2.4 更新再開のご挨拶と、近況 【ALB、コンペ、DOVA】

次回、勝率5割をキープするために徹底している5つのこと

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次回、実践編では僕がコンペに応募する際に心がけていることをまとめてみます。
良い曲であることが大前提とはいえ、コンペには間違いなくコツがあります。

募集要項の文面、リファレンス楽曲、提供先の企業やアーティストのホームページ、ブログ、Twitter。ヒントは色んなところにあります。それらの情報を読み解いて「提案する」のがポイントです。

それでは、続きは近日中に…書けたらいいな!

※追記 2015.6.20
続き、書きました→狙い澄ませば、ちゃんと当たる。コンペで勝つためにしている5つのこと。<実践編>